物件名 AB宮
探索日 2004年11月
廃墟開始 平成2年頃
分類 結婚式場
規模 中規模(2階建、1部分のみ3階建)


なんか見たことあるようでないような建物が。屋根が和風ではない。



中華風結婚式場だったようだ。聞いたことない形式の結婚式だ。



ともあれ、わりと大雑把なつくりの玄関?にやってきた。



諸事情から、突然夜になってスマンが、門をくぐってみた。



中華風シーサーがお出迎え。さすが大陸だ。派手すぎ。あれーシーサーじゃないさぁ。



披露宴会場もド派手。遠慮のない色彩が無分別に展開する。金・赤。豪華さてんこ盛り。



ここまで中華風なのに、菊の御紋だったり桜だったり。信長が見たら速攻で手打ちになる。



かと思えば壁面には水墨画。侘びも寂びもごちゃ混ぜ。周りが派手だけに薄ら寒い。



一方、階段には川。桜の花まで流れ落ちる。結婚も流れそうな勢いだ。



工事途中で頓挫したらしい天井。赤だわ緑だわ金色だわ木目むき出しだわ。



朱塗りの柱と畳。壁は波。欄間は花。イヤな客間選手権があったら上位入賞まちがいなし。



流木アートも大型。これはイイモノなのか?



施設の名前入りの陶器灰皿。使用された跡が。こしらえから見て、高級品だ。



昭和60年から平成2年までの宿直室の検査票。これで建物の歴史がわかる。



建物はどのように利用されたのか不明のまま。リボンシトロン鎮魂歌。



もう今では工事現場。味のある建物だけに惜しい。別了。



コメント TEL

かつての廃ホテルの敷地内にその特徴的な外見で建っております。
この建物は、さる紡績会社の社長の別荘を移築した、と言う話を聞いた事があります。

由緒有る良い物件だったのですが・・・


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