なんか見たことあるようでないような建物が。屋根が和風ではない。 中華風結婚式場だったようだ。聞いたことない形式の結婚式だ。 ともあれ、わりと大雑把なつくりの玄関?にやってきた。 諸事情から、突然夜になってスマンが、門をくぐってみた。 中華風シーサーがお出迎え。さすが大陸だ。派手すぎ。あれーシーサーじゃないさぁ。 披露宴会場もド派手。遠慮のない色彩が無分別に展開する。金・赤。豪華さてんこ盛り。 ここまで中華風なのに、菊の御紋だったり桜だったり。信長が見たら速攻で手打ちになる。 かと思えば壁面には水墨画。侘びも寂びもごちゃ混ぜ。周りが派手だけに薄ら寒い。 一方、階段には川。桜の花まで流れ落ちる。結婚も流れそうな勢いだ。 工事途中で頓挫したらしい天井。赤だわ緑だわ金色だわ木目むき出しだわ。 朱塗りの柱と畳。壁は波。欄間は花。イヤな客間選手権があったら上位入賞まちがいなし。 流木アートも大型。これはイイモノなのか? 施設の名前入りの陶器灰皿。使用された跡が。こしらえから見て、高級品だ。 昭和60年から平成2年までの宿直室の検査票。これで建物の歴史がわかる。 建物はどのように利用されたのか不明のまま。リボンシトロン鎮魂歌。 もう今では工事現場。味のある建物だけに惜しい。別了。
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