久々にTELとpcfxのデュオ突入。ゼロ戦が作られた年に建てられた記念碑をくぐる。 川の向こうに建物が見える。橋を渡って接近。 一部土砂に埋まった施設。大雨が降ったら大変なカンジだ。 この建物の反対側には高圧電の檻。電気マニア垂涎の空間。 お前それでも発電所か!と一喝したくなるような配線。漆喰の壁の電子回路。 メカとはこうあるべし。松本メーターこそ漢の機械であり、液晶モニターなどは女子供の機械。 現在がいかに重厚長大さに欠けたヘロヘロな装置社会なのか、機械系廃墟にいけばわかる。 人間のクズも定めの箱状空間に監禁されるので平等だ。 昔のウスターソースがそのまま残る。何にかけて食べたんだろうか。 サイゴーどんが目印の蚊取り線香。余談だがTELはサイゴーどんに勝てない過去を持つ。 操業時から落石に見舞われていた記録。たのしい品質確かなくらし。 とりあえず次いこう。 近くに住宅がある。残留物や位置関係などから、発電所職員の住まいだったと推察。 山の中の一軒屋。電気を作る男たちのエレクトリックライフ。 井戸のポンプも苔むしてバラバラ。ガラス瓶やガラスコップも散乱。 露天風呂完備。誰にも遠慮せず大解放入浴。フルチン天国。心の旅。 レンガの釜戸だってある。山の幸食べ放題。 白骨化した動物はこの家の永久ペット。 さあここから離れた第二発電所にいこう。 第一発電所から山道を歩くと道が崩落。土砂崩れを越えて辿り着く廃墟。 水遊びにちょうどいい小川がさらさら。ちゃぷちゃぷ渡ってハイキング気分。 小川をひょいと渡ると第二発電所。 手前の建物がトイレと風呂。かなり低いポジションにある小便器。ホビット用か? 台所の大きさから比較的新しいものだとわかる。昔のシンクは小さかった。 入り口から中を望む。左手に階段、正面が発電機械。 高圧電なんだが、やはり壁に無造作に配線。 メーターを照らすライトがカッコイイ。昔の工業機械にはインテリア性すら感じる。 昭和31年製の発電機。時代とともに復興の音を響かせながら稼動した。 昭和31年に大々的に設備を新調したようだ。 閉鎖後もしばらくは見回りしていたらしい。この頃から侵入者がいたようだ。 「衝撃」の所に赤い文字で「ショック」とルビ。ショックという外来語が浸透していく瞬間。 入り口横の階段を上がると住居スペースがある。宿直室だったようだ。 酒しか楽しみが無かったのだろうな。 骨が残る畳の残骸。食べたのか食べられたのか。 発電所のあちこちに古い雑誌が落ちている。クロスワードパズルは完成している。 創価学会が猛威を振るっていた時代の10万人のマスゲーム。どっかの国とそっくりだ。 この時代、エロスはアートでもあった。しかしモデルに若い娘や美人は稀だった。 美人モデルは多くが金髪外人娘だった。その後女性裸体を眺めるヒーリングが弾圧された。 弾圧が抑圧になり、反乱は革命になり、監視は突入になる。 廃屋に住む億万長者。だから人が住んでるんだから廃屋じゃなかろう。 そろそろお暇するとしようか。 マネキンさんもさようなら。
|