「割烹」とは「切って煮る」という意味。切り方ひとつ、煮方ひとつをもって料理とする。 静かな湖畔の森の影から、おいでなさいと廃墟が招く。招かざるものが押しかける。 建物が傾いでるのか、写真が斜めなのか、TELの写真技術には落胆すべきものがある。 玄関を潜るとすぐに階段がある。内部はDQNに荒らされて無残。 ここまで荒らすのは難しい。恐らく解体途中で放棄されたのだろう。 厨房内も荒れ放題。お化けがいないと承知しない人々がよく訪れる。 天女の衣を食べるという発想は、衛生観念が発達した民族にしか持ち得ない。 排泄空間ではあるが、その結果手を洗って清潔に戻るという発想の命名。 1988年6月を最後にしたカレンダー。忍耐はすべての扉を開くらしい。忍耐マゾ至上主義。 オーナー部屋には音響機器のカタログやFM雑誌が残る。オーディオマニアだったのか。 車のシートが捨てられている。シート自身が座ってるようにも見える。 営業当時よりも見晴らしが良くなった客室。見えるのは淀んだ池。 お通しが一人¥500。左は外国人従業員がいた形跡。ネズミの絵がキュート。 Q太郎が出ないうちに帰りますか。 池をふと振り返ると、現在潜水艦として活躍中の旧ボートがこっちを覗いていました。
|