物件名 湖畔の割烹FS
探索日 2006年6月・廃墟ちゃんねる様同行
廃墟開始 1980年代と推察
分類 飲食店(割烹)
規模 小規模(2階建)


「割烹」とは「切って煮る」という意味。切り方ひとつ、煮方ひとつをもって料理とする。



静かな湖畔の森の影から、おいでなさいと廃墟が招く。招かざるものが押しかける。



建物が傾いでるのか、写真が斜めなのか、TELの写真技術には落胆すべきものがある。



玄関を潜るとすぐに階段がある。内部はDQNに荒らされて無残。



ここまで荒らすのは難しい。恐らく解体途中で放棄されたのだろう。



厨房内も荒れ放題。お化けがいないと承知しない人々がよく訪れる。



天女の衣を食べるという発想は、衛生観念が発達した民族にしか持ち得ない。



排泄空間ではあるが、その結果手を洗って清潔に戻るという発想の命名。



1988年6月を最後にしたカレンダー。忍耐はすべての扉を開くらしい。忍耐マゾ至上主義。



オーナー部屋には音響機器のカタログやFM雑誌が残る。オーディオマニアだったのか。



車のシートが捨てられている。シート自身が座ってるようにも見える。



営業当時よりも見晴らしが良くなった客室。見えるのは淀んだ池。



お通しが一人¥500。左は外国人従業員がいた形跡。ネズミの絵がキュート。



Q太郎が出ないうちに帰りますか。



池をふと振り返ると、現在潜水艦として活躍中の旧ボートがこっちを覗いていました。



コメント TEL

「森と湖畔の」と現役当時には枕詞が付いていた割烹の廃墟です。

湖畔と言うか池っぺたに建っているこの物件。


内部も破壊された建物の瓦礫と、不法投棄ゴミによって現役時の面影は僅かになって

います。

廃墟としての魅力はあまりありませんが、きっと夏には訪問者数も増える事なのでしょう。


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