物件名 お食事K
探索日 2005年5月
廃墟開始 1997年頃と推察
分類 団体客用食堂
規模 小規模:二階建 1棟(食堂として考えれば大きいかも)


観光バスが停まり、団体で食事できた往時の食堂。



現在はこの姿。国内観光は衰退し、付随する商売も衰退していった。



一階の格子や鉄ドアがDQNから中を守ったようだ。



食堂だから調理室がコア。



什器や調理器具が散乱。予約のバスが到着すると直ちに食べさせる。大量配膳ブロイラー。



什器に紛れてタヌキが心の旅。見えない物が見えてくる。



看板の一部が中に。たぬきの「き」。



ビンジュース販売機。二本同時に抜けない構造。栓抜きを持ってればタダで飲める構造。



大きな食堂。団体旅行客が流れ込み、食欲を満たし、土産物を物色し、流れ出る。



配膳室から客席を監視し、下げ物に行くチャンスを狙った。



眺めのよい窓辺で食事。バス観光。慰安旅行。休みを潰して無理矢理出発。



バスが出発するというのに、土産物物色に夢中なオバサンを呼び出す放送機械。



その土産物売り場。2005年当時は比較的荒れていなかった。



喫茶も併設。コーヒーやアイスはここで。



椰子の木が南国の象徴で、旅行観光の象徴だった時代。日本人は南国好き。ハワイ好き。



暖簾と帆船。共通点は布張り。



陶器の動物に帽子を被せ、シャレのコピーを貼り付けた。土産品一丁上がり。軽薄だ。



もう南国ならなんでもよいという思想から生まれた土産品。バナナ=熱帯。



南国好きは、この近くの熱帯植物園に関連する。世界一と豪語。



旅行代理店と契約し、胃袋を大量に誘い込む企みだった。



カレー¥600。ラーメンはわかめ入り。入れなかったほうが売れたかもしれない。



天井に住人。トビネズミ。



調理室奥にはオーナー部屋。



ここに住んでいたようだ。神棚も放置。



子供もここで育ったようだ。



倒産物件につきものの新興宗教。信仰の自由。搾取の自由。



経営者は孤独であり、その隙間を宗教で埋めようとする。



埋めた結果道に迷う。いろいろ持っていかれる。持って行かれてから気が付く。



気が付いたときはもう遅い。熱帯の夢。



給水タンクが落ちた。恐竜の卵のようだ。熱帯だからまあいいか。



コメント TEL


団体客対応の大型食堂の廃墟です。

観光バスに乗って温泉地やら観光地やらに行く旅行は最近はどうなのでしょうか?

レジャーが時代と共に移り変わり、観光で賑わった場所も移り変わっていきます。

新しい道路が次々と完成し、かつて車がたくさん通った場所も車が少なくなったりします。

かつては「贅沢」で「感動」した事が今では「たいした事」ではなくなったりします。



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