本土から遠く離れた島。離島。そのまた果て。目の前は台湾。ほぼ外国。 もう徹底的なまでに何もないところにある展示場。 ここまでやってくる奴も奴だが、建てた奴も相当な奴だ。 珍しい海産物を展示する館。 島の突端にある。目の前は海。 二階へ上がるにはこの階段を使うしかない。階段の柱は、ない。 展示台。ここにお宝が飾ってあったのだろう。珍しいアレを。 今ではすっかり風化し、ベニヤは波打ち剥がれ落ちる。 海から風の直撃を受ける。傷みは早い。ここまで残っているだけでも奇跡的だ。 原型を留めているのはタイルだけ。タイルは強い。家を建てるならタイルを使おう。 なぜか床の間の跡が。ここは和室だったのか。住み込んでいた人がいたようだ。 ベニヤの一枚に謎の譜面が。のだめの仕業か。 わずかに残った調度で、オシャレな作りだったことがわかる。 何回台風の直撃をうけたのだろう。タイルだけは輝いていた。 辺境の辺境まで来たが、ここにはあんまり収穫がなかった。頑張れTEL。地の果てまで。 ゴーヤと泡盛で夜を過そう。ミミガーも食おう。マヤーと遊ぼう。
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