物件名 BZマリンクラブ 
探索日 2007/04
廃墟開始 1995年頃
分類 宿泊施設
規模 小規模(平屋建が点在)


南国っぽい屋根を乗せて、二回潰れた施設が立ち腐れる。



最初はリゾート宿泊施設、その後飲食店として営業したが、立地が悪かったのか廃業。



南国風屋根にコンクリ壁、玄関は洋風。適当な合成。



建物の傷みは激しく、僅か十数年で潰滅寸前の様子。



店内の装飾は洋風だったようだ。



壁の割れ目を補修した跡があり、さらにそれが割れている。



合板やベニヤが剥がれ垂れ下がり、冷蔵庫は下から錆びていく。



壁のタイルはサイケな模様。あまり上品な作りではなかったようだ。



割れ窓から植物軍が雪崩のように侵入してくる。ガラスを割った犯人は、実は植物かも。



壁面上部に照明装置。これはここでなんらかのショウが開催されていた事を表す。



厨房周辺。壁はやはりサイケだ。



余談だが、pcfxはこのガラスブロックの壁フェチだ。家を建てる時は壁は全面これにしたい。



落ちてきた赤瓦が床に散乱。天井はとっくに崩壊。



男子トイレは青色シーサー。



内部は小便器すら残っていない。



女子トイレは赤色シーサー。



便器の蓋には植物の特殊部隊がすでに張り付いている。



密室でなくなったが故、その使命を終了した換気扇。



洗面台はなくなっていたが、手洗い石鹸水だけは中身ともに残っていた。



廊下の壁面から建物の神経が露出する。壁という皮膚。配線という神経。



下駄箱があった。靴を脱いで入る場所だったようだ。



崩落した建物に元オーナーの夢の跡。やりたいことと叶う事は違うようだ。



その夢の腐敗物を訪れる我々は、さながら死体にタカるハエか。



コメント TEL

リゾート失敗地に再びリゾートを作って失敗した因業廃墟。

立地がいけないのか、コンセプトがダメなのか。

人は過ちを繰り返す生物です。

赤瓦を使用しただけの、なんちゃって沖縄様式が自然に揉まれて崩れ行きます。 



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